ケンブリッジ雑記帳2017-18

Cambridge Judge Business School (MBA) Class 2017-18に通う純ドメ日本人の備忘録。

Easter Term開始&Lent Term振り返り

ケンブリッジにもようやく春が来た!(@Jesus College)

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英国の春は文句なしに美しい。冬が長かった分もあるし、個人的には花粉が飛んでいないのがうれしい。

日本では桜が咲くと春と言う感じだけど、こちらでは黄水仙がその役割を果たしている気がする。灰色の長い冬の間唯一グリーンだった芝生の一角から、おもむろにシュウシュウと細長い葉が伸びだして、3月の半ばくらいに一斉に黄色い花を咲かせる。その後を追うように他の種類の花が咲き始めて、ちょうど今は上の写真のような感じになっている。この花壇の配色センスや人工的すぎない感じはイギリスならでは。

 

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こちらもJesusの中庭。なんと今学期は学生の芝生への立ち入りが許可されているらしい! 先週末はひときわ暖かかったので、皆のんびりくつろいでいた。私も台湾人の友人とオープンカフェでぐだぐだした。

 

さて、いつものことだけどあっというまに学期が終わって、Global Consulting Projectも終わって、新学期が始まってしまった。私は7月頭に帰国せよとのお達しを会社から受けたので、もうあと正味2か月しかない。

先学期(Lent)はとにかく提出物やらなんやらが多くて、目の前の課題を必死にこなしているうちに終わってしまった。1月に日本から帰ってきたばっかりの頃が季節的にも一番最悪で、暗いわ、寒いわで一番気持ちが落ちてた気がする。その一方で最初の学期(Michaelmas)に比べると明らかにスムーズに色々なこと(特にグループワーク)が出来るようになった。Michaelmasは生き延びるので精いっぱいというか、生きてるだけでキツかった記憶があるけど、人間のんきなもので今となっては何がそんなにキツかったのかよく思い出せない。

Michaelmasが終わったところで立てた目標を振り返ると、先学期は実際Choirへの参加やMentoring Programなどで少し違ったエリアに人間関係を広げることができたし、授業についても会計やコーポレートファイナンス等既知の科目があったMichaelmasと違って未知の領域を学ぶことも多く、楽しかった。また、海外/英語アレルギー(コンプレックス)についてもなんだかよくわからないけどだいぶ消えた気がする。英語力が向上したことと、仲の良い友達が増えたことが主要因だろうか。

英語力の向上に関しては、毎学期のはじめに必ずある学校主催のCollege Dinnerで感じることができた。毎回あまりしゃべったことのない人達の側に座っているのだけど、思えばMichaelmasはじめのCollege Dinnerの時は、皆が何しゃべってるのか7~8割理解できておらず、会話にほとんど加われていなかった(悲惨の一語に尽きる)。次のLentの時はおおむね理解はできたが会話に突っ込むタイミングを計りかねるという感じ。今回はほぼ理解できて、かつ隙あらば会話に突っ込んでいく余力があった。クラスでも教授に「隣の人とこのQuestionについて数分ディスカッションして」と言われたとき、以前は正直まじで辛くてどうやってその場を乗り切るかしか考えられなかったけれど、今は楽しくディスカッションして余った時間で雑談することができるようになった。まあ、正直周囲と比較すると今更かつ下の下なレベルの一歩だけど、自分にとっては大いなる一歩である。

さて、今学期の抱負は、とにかく限られた時間で心残りがないように色々やり尽くしたい。特にプライベート面というか、友達と親交を深めたり、行きたいところに行ったりというのをしっかりやって、戻ってからも続く・糧になる何かをしっかり得たいと思う。