ケンブリッジ雑記帳2017-18

Cambridge Judge Business School (MBA) Class 2017-18に通う純ドメ日本人の備忘録。

合唱団参加(Pembroke Singers)

突然だが、今学期からChoir(合唱団)に入っている。

歌うのは昔から好きで、日本にいる時はちょくちょく一人カラオケ行ったりもしていたのだが、こっちに来てからなかなかカラオケ行けないのと、家の中でフンフン歌おうにも壁があるのかないのかわからないレベルに薄すぎて声が筒抜けなのとで全然歌う機会がなかった。(隣室のドイツ人の子が部屋で流している音楽が歌詞までクリアに聞こえる。ドイツ語だから内容は分からないけど)

なお、実はケンブリッジにも日本の歌がいっぱい入っているカラオケがある(!)。年末に発見したのだが、Orchidという中華料理屋の二階で、内装もキレイ。部屋単位料金なので4~5人で行けば日本の夜カラオケと同じ位の値段感覚で行ける。端末は中国系だが、日本語を入れてあてずっぽうに検索すると歌いたい曲が中確率で入っている(例:宇多田ヒカルなら10曲くらい)。最新曲に近い、星野源の「恋」も本人映像付きで入っていた(但し明らかにCATVの音楽チャンネルを録画したらしきものであり、違法臭しかしない)。

 

さて、私が今回入ったのはPembroke Singersという、Pembroke CollegeのアマチュアChoirである。自分とこのカレッジじゃないのだけど、うちのJesusにはガチなChoirしかなくてとてもじゃないが参加できるレベルにない。ガチというのは、お金を取って演奏が出来て、週5で練習があって、Choirに選ばれたメンバー用の奨学金があるレベルである。

Pembrokeにも勿論ガチなChoirがあるのだけど、それとは別に誰でもウェルカムな集まりとしてPembroke Singersがある。特に入団審査もないし、パート分けも自己申告。平均年齢は60歳くらい(!)で、どうやらOB・OGだけでなく大学職員(含む教授…?)等々も来ているようだ。カレッジやビジネススクールのコミュニティともまた違う、ザ・イギリス人!という感じのお上品な白髪のおばあさま方がたくさんいる。

今期は3月頭に演奏会があり、毎週1回、Pembrokeのチャペルで練習をしている。築350年のチャペルで練習するのはとても楽しいし、お風呂場効果のような感じで声が響くのでなんだか上手くなったように聞こえる。なにより練習の翌日はすこぶる心身ともに体調がいい(練習直後は酸欠?で頭痛が出たりするが…)。

今期の課題曲はハイドンのネルソン・マス(Link: Haydn - Lord Nelson Mass - YouTube)で、結構難しくて、ソプラノは通常のBから一気にHigh Bまで飛んだり、曲の冒頭からHigh Aで入るのを要求されたりする。それをいきなり初見で歌わされるから、皆最初は歌えなくて笑いが巻き起こるような感じ。でも、歯ごたえがある歌を歌う機会は通常あまりないからこれくらいの方が楽しい。本番は本丸のPembroke Choirと一緒に歌えるし、プロの指導者が毎週ついてくれるのも嬉しい。日本に帰ったら時間的にも機会的にもなかなか出来ないので、欠かさず練習に参加するつもり。

スタディグループ(Lent Term)

新学期になってクラスもシャッフルされたので、スタディグループも新しく組成された。今回はスタディグループ単位の大型プロジェクトがないので先学期と比べてだいぶ関わり方は薄まると思うけど、グループ課題はいくつかあるので引き続き重要ではある。少し遅ればせながらではあるけれど先ほどさっそく初顔合わせミーティングをしてきた。

今回のメンバーは、アメリカ女性(マーケティング)、オーストラリア男性(ヘルスケアコンサル)、インド男性(直近は教育だがTech系理系)、メキシコ男性(金融・ポートフォリオマネジメント)。アメリカ人とオーストラリア人は授業中結構攻撃的な発言をしたりもするので少しびびっていたけど、直でしゃべってみるといい感じだった。皆さばさばしていてミーティングも15分できっかり終わり、今のところSuper Efficientな感じで、前回のスタディグループとはだいぶ毛色が違うけど、これはこれで個人的にはやりやすそう。

さてさてここからどうなるか。今学期はあと2つ選択授業でも別のスタディグループでのグループ課題があって、片方(Social Innovation)は結構仲良い子が二人も入ってるしそもそも授業の性質上マイルドな人が多いので大丈夫そうなんだけど、もう片方(New Venture Finance)には結構有名な過激派発言メンバーがいるので、ちょっとはらはらしている。(今日もCorporate Governance & Ethicsの授業中に、セクハラ疑惑の末$20,000の横領の咎で更迭されたHPのCEOの話になったとき、「たかだか$20,000で何が問題なんだ?!」とぶち上げ、大論争を巻き起こしていた。笑)

Michaelmas 振り返りと今学期の抱負

 気が付いたらあっという間に冬休みも終わって、新学期(Lent term)が始まってしまった。冬休みはミュンヘンに旅行した後年末から日本に帰り、夏前から企画していた同級生20人ほどを迎えてのJapan Trekを開催した。Japan Trekについてはまたどこかで書きたいと思う。

 Michaelmas Term振り返り

さて、今更ながら前学期のざっくり振り返りをしてみたい。

●8月:Pre-sessional開始、英国生活に慣れる期間。今思えばしゃべりも慣れてなくて今よりかなりたどたどしかったように思う。季節がとてもよかった…夏に遊んどくべきという先人の言葉が今になって思い返される…(結構遊んだけど)。

●9月:半ばからMBAコースが本格スタート、ネイティブが何言ってるのかさっぱり聞き取れず、Pre-sessionalでおぼろげに形作られかけていた「やってけるかも」という気持ちが粉々に砕かれる。怒涛のネットワーキングイベント、初対面の人々との接触で地に足がついていなかった時期。

●10月:スタディグループでのワークが本格化しはじめ、英語力の無さへの悔しさや歯がゆさ、自分があほになった感覚など、メンタル的には最もキツかった気がする。一方で、徐々に生活のルーティンにも慣れてきて、メリハリの付け方を考えられるようになった。

●11月:財務分析の授業などで貢献できるポイントが見つかって、徐々に気持ちが持ち上がる。スタディグループのメンバーとの信頼関係も出来てきて楽しくなった頃。ただ、肉体的には1か月にわたる喉風邪の影響で食事や睡眠にも支障をきたしここ数年でも最低レベルのコンディションに落ち込む。

●12月:CVP、テストなどすべて大詰めでバタバタしていたら終わった。終わってみると意外になんとかなるなという感覚が得られたところ。

 

ゲーム脳的にまとめると、日本では言語能力とか既存のポジションとかを武器・防具としてのらくらやってけるところ、こっちに来て武器と防具を全部剥ぎ取られてぼっこぼこに殴られてきたような感じ。もう、最初はスライムに殴られても痛い。でも徐々に自分の強みや弱点とか、こういうスキルは身についてるなとか、こういうタイミングで殴り返せば低レベルでも行けるとか、これをすると回復するとか、そういうのが分かってきた。

 

ということで今学期はというと、プロジェクトはない代わりに提出課題とかが死ぬほどあって相当忙しくなりそう。また、スタディグループもシャッフルになったので一から信頼関係を築かないといけない。ぼやぼやしているとまた自分を見失うので、そもそも何がしたくてここに来たのか、どこまでできたのか、後で見返すためにちょっとメモしておく。

目標と抱負

①幅広く物事を学んで見識を深める。
→勿論これが学業の主目的。しかし最近授業前のプレリーディングをさぼり気味になってきてしまったので、興味のあるものはしっかりメリハリつけて読むようにしたい。あと、Cambridge Union等の講演会にももっと出たい。

ビジネススクール以外の活動にも積極参加して視野を広げる。
→先学期、これはかなり限定的にしかできなかった。カレッジでの交流と、Language Exchange、それからちょこっとしたクラブへの参加くらいか。今学期は学部生へのMentoring Program、Choirへの参加、あったかくなったら自転車部への参加などどんどん出ていきたい。

③自分の会社に何が足りないか、自社をどう変えられるかなどのアイディアを整理する。
→先学期も特にOrganizational Behaviourのエッセイで自社の人事制度をもとに考えてみたりして、自分的には結構得られるものがあった。やっぱり身近な良く知る問題に当てはめて勉強すると吸収効率もいいし、楽しいので、積極的に考えてみるようにしたい。 

④海外/英語アレルギー、コンプレックスをなくす。
→最後にだいぶ程度の低い目標だけど、もともと古くからの友達には「えっあんたが海外に行くの…!?」とひかれるレベルにドメスティックな人間だった。先学期を通じてだいぶ薄らいだと思う一方、ほとんどのMBA生はこれまでに既に何か国かで生活したことがあって、国籍ベースで物を語る無意味さにも気付き、なんか一面ではむしろコンプレックスが深まった気もする。今学期はもう少し人間関係の深堀をしたい。

Michaelmas (1学期)授業終了

f:id:nalifeincam:20171203013154j:image

 

初雪が降った。

 

木曜日ではやくもMichaelmas Term(1学期)の授業が終わってしまった。来週の水曜にはいよいよCVPの発表があり、再来週にはテストが控えているのでまだまだやることは山積みなのだけど、ひとまず授業は終わり。

 

CVPは発表を控えてやることが煮詰まってきて、どこのグループもかなりカオスなことになってきているようだ。うちのグループでは水曜にグループメイトの女の子が「こんなの間に合わないよ」と泣き出す事態に陥った。うちのグループはアメリカ系バックグラウンドが多数な割に日本的な合議主義を取っているのと、皆真面目でやや完ぺき主義気味なので、やたらめったら時間がかかる割に生産性が上がらない。

その後メンター向けのプレ・プレゼンを経て、まあ「なんとかなるかも」という感じになり、目下なんとかかんとか間に合わせようというところ(ちなみにメンターとはこのプロジェクトを第三者の立場からサポートしてくれる人のこと。我々のチームは日本にも住んでいたことがある60超えのベテランエンジニア起業家で、とてもサポーティブで「あたり」のメンターだった)。なお、テスト勉強は全くしていないのでほぼ一夜漬けでなんとかする予定である。

他のチームの話を聞いていると、コンサル出身者が仕切りまくって完全分業した結果チームワークとしては破綻しているとか、これまで溜め込まれていた不満が爆発して激しい議論になったとか、ここにきて色んなことが起きている。どのようにチームで働くか、どういう場面でどうリードし、どうチームのモチベーションを上げるかなど、実践で試行錯誤を繰り返すことができるので、このプロジェクトは本当に有益だとしみじみ感じている。仕事だと失敗したらヤバイ場面もあるけど、学校ならなんぼ失敗してもまあ死にはしない。

 

最近嬉しかったことは、先日Financial Reporting & Analysisの授業内発表でうちのグループが同Stream(クラス)内で一番に選ばれたことと、その後グループメイトに「一緒にビジネススクールコンペティションに参加しないか」と誘ってもらえたこと。

コンペは3月にNYで開かれるのだけど、校内から1チームの代表が選ばれて参加する形になる。現地ではネゴシエーションとかケーススタディとかのゲームに参加して優秀賞を決めるようだ。

「誘ってもらえて嬉しいけどぶっちゃけ読むの遅いから制限時間内にケースやるのとか不安だし、ネゴシエーションとかめっちゃ英語不安なんですけど…」と言ったところ、「大丈夫だよ、俺たちがいるし。今組成しようとしてるチームには金融バックグラウンドがいないし、Analiticalなメンツが欠けてる。この穴を埋めようと思ったら真っ先に顔が浮かんだし、一緒に2カ月働いて働き方が好きだと思ったから、ぜひ参加してもらいたい」と言ってもらえた。

正直、MBA生活で今のところハイライトだと思えるくらい嬉しいことだった。こっちに来てからずっと語学面の不自由さとかで忸怩たる思いを抱えていたので、それを差し引いても価値を認めてもらえるというのは本当に嬉しいし、自信がついた。やっぱり人間、「必要とされている」と感じることが核の欲求の一つなんだなあ。

喉風邪とGPなど

さて、2週間前に風邪をひいてからずるずると喉の調子が悪くなり、しまいには咳で寝れないわ嚥下痛で栄養もまともに取れないわでひどい目にあった。もともと喉風邪をひくとこじらせがちなので気を付けてはいたんだけどまんまとやられてしまった。なんとか咳喘息になる前に持ちこたえて回復してきたのが不幸中の幸い(空咳は出るけれど)。ほんとに健康って大事で、スムーズに水が飲めるだけでものすごい幸せを感じている。

今回の風邪で学んだことは以下。先人から同様の話は聞いていたけれど、改めて思った次第。

 

①GPはあてにならない。

イギリスはGP制度(かかりつけ医制度)を取っていて、風邪などを引いた場合には登録しているGPにかからなくてはいけない。日本のように、近かったり使いやすかったりする病院(クリニック)を選ぶわけにはいかない。私立クリニックにかかるという手もあるけど、GPにかかればタダで診療が受けられる一方で私立病院だと風邪でもウン万円払う必要がある(特に初診料込だと)。

それで、GPにかかるためには事前に予約を取らなきゃいけないんだけど、その予約が取れない。なお、土日はやってない。

朝9時くらいに受付に電話をかけたら、「うーん、8時半に電話かけてくれないと、今日の予約はもう終わったよ。ちなみに明日の予約は明日の8時半にかけてくれないと取れない。緊急なの?」と言われる。「あの、咳が止まらなくて物も飲み込めないんですけど…」と切々と症状を説明すると、「じゃ、明日の8時半にかけてね。」で終わり。唖然とした。

で、次の日の8時半くらいにかけたら、「今日の予約は終わったよ」と言われた。この時ばかりは思わず覚えたばかりの罵り言葉を心の中で叫んでしまった。あまりにも腹が立って調べてみたら人口あたり医師数は日本よりも多いらしいのに、一体何が起きているんだろうか(私立クリニックの医師が多いのかな…)。

正直、さっさとロンドンまで遠出して、旅行者保険も効く日系病院にかかってしっかり薬もらった方が早かったと思う。

 

②薬局に相談するべき。

薬局のカウンターに相談すると結構強い薬を出してくれる。ただ、そうはいっても対処療法の薬しか出ないし、診察を受けているわけではないので、日に日に症状が悪化していく時には「この対応でほんとにいいのだろうか…」と不安で一杯になった。相談しないよりはしたほうがいいけど、したからといって効いたかはよくわからない。

 

③マスクは簡単に手に入らない。

日本から結構マスクを持って行ったつもりだったけれど、朝晩つけていたら在庫が尽きてしまった。しかし薬局やドラッグストアでは売ってない。最終的には医療用のマスクが50個くらい入った箱をAmazonで買った。喉がやられがちな人はいざという時のためにたくさんマスクを確保しておいた方がいい。

 

④学校はパンデミックに適している

こっちの人は上記の通りマスクをしないし、空調の悪い狭い教室の中でみんな全くご遠慮なく咳をしている。ほんとに危ない。ウイルスや細菌にとっては絶好の狩場だと思う。

 

結局一番効いたのは、インド人(JBSでTech&PolicyのMasterを専攻している)のハウスメイトが作ってくれたジンジャースパイス蜂蜜ティーだった気がする。共用キッチンでお茶漬けをひとさじひとさじ呑んでいたら、見かねたのか作ってくれた。チャイ用のティーバッグを濃いめに出してブラックペッパーとかシナモンを少し加えて、大量の蜂蜜を入れたものなんだけど、これが良かった。このハウスメイトはほんとに親切で、前もチャイの作り方を教えてくれた(めちゃくちゃ美味しかったんだけど自分で再現しようとするとうまくいかない)。人のやさしさというのは本当にありがたいものである。

Cambridge Venture Project

気が付けばすっかり冬に近づいている。数日前は突発的に気温が2度まで下がって、そのせいもあってかまんまと発熱してしまい、今も喉の痛みに苦しめられている。同じスタディグループの女の子も同時に発熱したし、クラス中で風邪が流行しているように思う。ちょうど最近では表題のCambridge Venture Project(CVP)が始まったり、Entrepreneurshipのレポート(これが初レポートになる)があったりで、皆すごくバタバタしていた。やっと今日アントレレポートの提出が終わり、来週はキャリア系のイベントが多くて束の間授業がないので少しほっとしたところ。(その直後にはFinancial Reporting & Analisisのグループレポート提出があるんだけど…。)忙しくはなりつつも、手の抜きどころなんかも少しずつわかってきた。

 

CVPについて少し書いておきたい。
ケンブリッジMBAは、実践的なプロジェクトがいくつもあるのが売りだ。基本的には、一学期(Michaelmas Term)にCVPがあり、二学期(Lent)と三学期(Easter)の間にGlobal Consulting Project(GCP)がある。

後者のGCPは、会社や組織にかかわるコンサルティングプロジェクトで、対象は英国内に留まらず、それまでに学んだ内容を活かしながら1か月近くフルタイムでプロジェクトに取り組む。顧客のソーシングを学生ですることも可能。

かたやCVPは、学校側で選ばれたクライアントに対して、学校側で決められたStudy Group単位でアサインされる。Ventureと名がついているだけあって、クライアントは基本的にはケンブリッジ周辺のベンチャー企業などが多く、新商品などをどのエリアに売り込んだらいいかのマーケットリサーチが主。Michaelmasの他の授業と同時並行で、ほぼ2か月かけて進めていくことになる。つまりはまだ授業でハードスキルなどを吸収する前にプロジェクトに入るので、「多様性のあるチームの中でどのようにチームを効率的に運用するか」を実践で試行錯誤するというのが目的。

CVPはManagement Praxisという授業とセットの扱いになっていて、同授業中にはチームワークやリーダーシップについてのセオリーを学ぶ。最後のレポートでは「CVP中にグループ内(又はクライアント他関係者)と生じたインシデントにつき、学んだセオリーなどを活用してどのように対応したか」を書いて提出することになる。

 

まとめると、初期段階のCVPでチーム運営上の学びなどを得て、その後一定のハードスキルを得た上で再度GCPにトライするという二段構えになっているのが特徴ということ。やはり「チームをどうmanageするか」みたいな話は机上で学んで机上のケーススタディなどに取り組んでも血肉にしにくい部分があるので、この実践的なプログラムはとても有益だと感じている。

 

スタディグループは多様性を意識して割り振られるが、私のチームは、生まれも育ちもアメリカなのが2人(バックグラウンドはそれぞれ金融プロジェクトマネジメント、融資&デリバティブ)、バングラデシュ出身アメリカ育ちが1人(エンジニア)、タイ人(マーケティング)が1人という5人体制。他のグループに比べるとややアメリカとファイナンスに偏っている感じもするけど、やはり個性やカルチャーがバラバラで色んな事が起きる。

ミーティングの後には毎回互いにフィードバックをしたり、ミーティングのリーダーを順繰りに回してリーダーがその回はきちんと仕切る、ということなども試していて、うまく書いてまとめられないくらい相当いろいろなことを学べている。

基本的には語学面の問題を中心に歯がゆかったり悔しい思いをしたりすることが多いけど、徐々に自分の「色」というか、貢献できるポイントが見えてきた気がする。特に先日Financial Reporting & Analisisのケーススタディ(財務分析と収支予想で私のストライクゾーンど真ん中に好球投げ込まれた感じ)をやった際には、チームメンバーから「あの時の〇〇はBeastみたいだった。速攻でケースをぶっ殺してくれてありがとう」とかなり褒めて(?)もらえた。不思議なもので、まだ一か月近くしか一緒にいないけど、スタディグループのメンバーから指摘される自分の強み・弱みと自己認識にもあまり差がなかったりする。

 

MBA一か月半の総括としては、まあ、よく言われていることではあるんだけど、この年になって改めて「自分ってラベルを剥がすとこんな人間なんだ」って考え直すのに本当に良い機会だと思う。文化的特徴、個人的特徴、言語的問題から生じる特徴等いろいろあるけれど、会社から離れて、家族も友達も近くにいないまっさらな環境で自分のキャラ(強み・弱み)を改めて認識しなおすというのは中々に新鮮だ。「リーダーシップスタイル」とかそういうかっこいい観点だけじゃなくて、「こういう類のイライラをこの位の期間ひきずる」とかそういうしょーもないことを日々実感していて、これが案外今後の人生に活きてくるんじゃないかなあと感じている。失敗しても損のない期間だから、いろんな方向にできるかぎりストレッチしてみようと思う。

ロードバイク購入

身内向けに先に謝りたい。また自転車を買いました(初回については以前の記事を参照)。クロスバイクの次にカーボンロードを買うという、1年前とほぼ同じ行動様式を繰り返しています。ただし一応今回は中古。

なお、イギリスで中古自転車をオンラインで買うことについての一般的なTipsとしては、特にママチャリやクロスは玉石混交な感じだと思う。街中の店舗にも在庫が結構あるのでそこで探した方がいいかもしれない。MBAの同級生はネットで中古を買った後に高い修理代(£100オーバー)を払う羽目になったと言っていた。ので、自転車の目利き(最低限安全面の判定)にある程度自信があったり、ある程度は自分でメンテできるよという人はネットを活用してもいいかと思う。

(以下、ややマニアックな単語を含む。あと無意味に長い。学校にはほぼ関係ないです。)

 

**以下(特に身内の自転車乗り向けの)言い訳と説明**

最初に買ったTREKクロスバイクはとても重宝している。フラットな30kmくらいなら全然いけるし。ただタイヤ幅が35cと太いのでやっぱりどうしても重くて、あの「ギュンギュン進むぜ!!」っていうロードバイクの感じにはほど遠い。なので、最初はタイヤを28cくらいに換装しようかと思っていた。ただ、毎日通学に使っていると、ケンブリッジの街中はところどころ路面状況が信じられないくらい悪かったり、めっちゃStop & Goだったり、あと空気を頻繁に入れるのが面倒だったりして、やっぱりここでの街乗り用は35cくらいが良いのかなあと思ったりする。

 

それから、やっぱりケンブリッジ大学の自転車部に入りたいなと思ったのがある。ここに来る前(というか受験中)に調べたときには「レース入賞者やオリンピアンを輩出しているよ」というガチな情報しか見当たらなくて、やっぱり参加は無理かなあと思っていた。が、もっと細かい情報を調べていたら、なんとビギナー向けライドもやっているというじゃないか。距離は50km+、巡航速度は25km。うん、これならロード持ってれば行ける。あとせっかくなら本物の自転車部のサイジャが欲しい。

 

あと、MBA始まる前は土日も全部予定埋まっちゃうんじゃないかなあと思っていたけど、日曜の午前にライドに行くくらいなら大丈夫そうだった。というかむしろそれくらい身体動かさないと心身ともに(特に心が)ダメになっていく気がした。

 

ということで、店舗やネットで中古ロードバイクを物色し始めたのがこの間の週末(さすがに新品は気が咎めた)。これが実際探し始めると、なかなか良いのが見つからない。問題はやはりサイズで、そもそもこっちの人はガタイが大きいので女性用でも160cm前後用のはなかなか出回っていない。もちろんロンドンやもう少し大きい街ならあるんだろうけども。こっちに来たばかりの時に自転車屋でSpecializedの丁度良いサイズのフルカーボン105・SPDペダル付・中古£425を見かけて「なーんだ買おうと思えば買えるんだ」と思ってしまったのが全ての間違いだった。あんな出物はそうそうなかった…(今でも悔やまれる)。一方で男性用の出物はかなりあるように見える(ネットだとアルミのエントリーモデルで£300台)。

 

最終的にはGumtreeというこっちのメルカリみたいなサイトを見ていたら、GIANTの女性用エントリーフルカーボン(avail composite 3)・コンポTiagra・ほぼ新品(元値£1200前後)が£550で売りに出されているのを見つけた。や、安い!!!(安いんです。)

この手のサイトは盗品リスクが高いので慎重に見ていたのだけど、この売り手は「旦那の趣味がロードバイクで自分にもプレゼントしてくれたんだけど好きになれなかった…3回しか乗ってないです」とか説明があって信憑性が高い。試しに連絡を取って価格交渉してみたところ£525まで値下げしてくれて、かつ「家まで見に来て下さい」とのオファーをもらったので、まあ、「見てから決めるから…」と思いながらヘルメット持参でホイホイ出かけて行った。

売り手はケンブリッジ郊外で学生のホストファミリーをしている人で、家もちゃんとしてたし、実物は説明の通り新品と言われてもまったくわからないレベルでスプロケもピカピカだった。シートポストが長すぎてこれ以上サドル下げられないかなと言っていたら旦那さんがガレージから工具出してきてその場でシートポスト切って調整してくれたりととっても親切だった。フリマサイトにしては当たりを引いたと思う。向こうも「旦那のプレゼントだから、ちゃんと楽しんでくれる人に対面で売りたかった」と言ってくれた。

それで結果、買いました。いや、アルミロード相場を考えたら帰国時には最低350ポンド位で売れると思ったので、実質激安です(実質とか言い始めたら終わりである)。

 

唯一アレだったのは、空気入れてもらってから帰ったのに途中で全然進まなくなって、見てみたら前輪がスローパンクしていたこと。2014年に買って3回乗った後ガレージで寝てたらしいので、多分インナーチューブの劣化だと思う。先方に連絡したらすごく謝られて「明日旦那が修理しに行けるよ、もしくは一部お金返すよ」と言ってくれたけど、どのみちチューブは劣化リスク考えて交換しようと思っていたので、特に請求はしないことにした。タイヤやリムのせいだったら請求することになっている。

 

パンクのせいでギュンギュン感はエンジョイできていないけど、とりあえず部屋の中にロードがあるだけで精神的にとても良い。日曜日は他のMBA生も一緒に自転車部のライドに参加予定なので、それまでに装備を整えてメンテしなければ。(ペダルがクリッピングなので換えなきゃいけないんだけど、今SPD-SLを試してみたい気持ちと必死に戦っています。)