ケンブリッジ雑記帳2017-18

Cambridge Judge Business School (MBA) Class 2017-18に通う純ドメ日本人の備忘録。

合唱団参加(Pembroke Singers)

突然だが、今学期からChoir(合唱団)に入っている。

歌うのは昔から好きで、日本にいる時はちょくちょく一人カラオケ行ったりもしていたのだが、こっちに来てからなかなかカラオケ行けないのと、家の中でフンフン歌おうにも壁があるのかないのかわからないレベルに薄すぎて声が筒抜けなのとで全然歌う機会がなかった。(隣室のドイツ人の子が部屋で流している音楽が歌詞までクリアに聞こえる。ドイツ語だから内容は分からないけど)

なお、実はケンブリッジにも日本の歌がいっぱい入っているカラオケがある(!)。年末に発見したのだが、Orchidという中華料理屋の二階で、内装もキレイ。部屋単位料金なので4~5人で行けば日本の夜カラオケと同じ位の値段感覚で行ける。端末は中国系だが、日本語を入れてあてずっぽうに検索すると歌いたい曲が中確率で入っている(例:宇多田ヒカルなら10曲くらい)。最新曲に近い、星野源の「恋」も本人映像付きで入っていた(但し明らかにCATVの音楽チャンネルを録画したらしきものであり、違法臭しかしない)。

 

さて、私が今回入ったのはPembroke Singersという、Pembroke CollegeのアマチュアChoirである。自分とこのカレッジじゃないのだけど、うちのJesusにはガチなChoirしかなくてとてもじゃないが参加できるレベルにない。ガチというのは、お金を取って演奏が出来て、週5で練習があって、Choirに選ばれたメンバー用の奨学金があるレベルである。

Pembrokeにも勿論ガチなChoirがあるのだけど、それとは別に誰でもウェルカムな集まりとしてPembroke Singersがある。特に入団審査もないし、パート分けも自己申告。平均年齢は60歳くらい(!)で、どうやらOB・OGだけでなく大学職員(含む教授…?)等々も来ているようだ。カレッジやビジネススクールのコミュニティともまた違う、ザ・イギリス人!という感じのお上品な白髪のおばあさま方がたくさんいる。

今期は3月頭に演奏会があり、毎週1回、Pembrokeのチャペルで練習をしている。築350年のチャペルで練習するのはとても楽しいし、お風呂場効果のような感じで声が響くのでなんだか上手くなったように聞こえる。なにより練習の翌日はすこぶる心身ともに体調がいい(練習直後は酸欠?で頭痛が出たりするが…)。

今期の課題曲はハイドンのネルソン・マス(Link: Haydn - Lord Nelson Mass - YouTube)で、結構難しくて、ソプラノは通常のBから一気にHigh Bまで飛んだり、曲の冒頭からHigh Aで入るのを要求されたりする。それをいきなり初見で歌わされるから、皆最初は歌えなくて笑いが巻き起こるような感じ。でも、歯ごたえがある歌を歌う機会は通常あまりないからこれくらいの方が楽しい。本番は本丸のPembroke Choirと一緒に歌えるし、プロの指導者が毎週ついてくれるのも嬉しい。日本に帰ったら時間的にも機会的にもなかなか出来ないので、欠かさず練習に参加するつもり。