ケンブリッジ雑記帳2017-18

Cambridge Judge Business School (MBA) Class 2017-18に通う純ドメ日本人の備忘録。

Michaelmas 振り返りと今学期の抱負

 気が付いたらあっという間に冬休みも終わって、新学期(Lent term)が始まってしまった。冬休みはミュンヘンに旅行した後年末から日本に帰り、夏前から企画していた同級生20人ほどを迎えてのJapan Trekを開催した。Japan Trekについてはまたどこかで書きたいと思う。

 Michaelmas Term振り返り

さて、今更ながら前学期のざっくり振り返りをしてみたい。

●8月:Pre-sessional開始、英国生活に慣れる期間。今思えばしゃべりも慣れてなくて今よりかなりたどたどしかったように思う。季節がとてもよかった…夏に遊んどくべきという先人の言葉が今になって思い返される…(結構遊んだけど)。

●9月:半ばからMBAコースが本格スタート、ネイティブが何言ってるのかさっぱり聞き取れず、Pre-sessionalでおぼろげに形作られかけていた「やってけるかも」という気持ちが粉々に砕かれる。怒涛のネットワーキングイベント、初対面の人々との接触で地に足がついていなかった時期。

●10月:スタディグループでのワークが本格化しはじめ、英語力の無さへの悔しさや歯がゆさ、自分があほになった感覚など、メンタル的には最もキツかった気がする。一方で、徐々に生活のルーティンにも慣れてきて、メリハリの付け方を考えられるようになった。

●11月:財務分析の授業などで貢献できるポイントが見つかって、徐々に気持ちが持ち上がる。スタディグループのメンバーとの信頼関係も出来てきて楽しくなった頃。ただ、肉体的には1か月にわたる喉風邪の影響で食事や睡眠にも支障をきたしここ数年でも最低レベルのコンディションに落ち込む。

●12月:CVP、テストなどすべて大詰めでバタバタしていたら終わった。終わってみると意外になんとかなるなという感覚が得られたところ。

 

ゲーム脳的にまとめると、日本では言語能力とか既存のポジションとかを武器・防具としてのらくらやってけるところ、こっちに来て武器と防具を全部剥ぎ取られてぼっこぼこに殴られてきたような感じ。もう、最初はスライムに殴られても痛い。でも徐々に自分の強みや弱点とか、こういうスキルは身についてるなとか、こういうタイミングで殴り返せば低レベルでも行けるとか、これをすると回復するとか、そういうのが分かってきた。

 

ということで今学期はというと、プロジェクトはない代わりに提出課題とかが死ぬほどあって相当忙しくなりそう。また、スタディグループもシャッフルになったので一から信頼関係を築かないといけない。ぼやぼやしているとまた自分を見失うので、そもそも何がしたくてここに来たのか、どこまでできたのか、後で見返すためにちょっとメモしておく。

目標と抱負

①幅広く物事を学んで見識を深める。
→勿論これが学業の主目的。しかし最近授業前のプレリーディングをさぼり気味になってきてしまったので、興味のあるものはしっかりメリハリつけて読むようにしたい。あと、Cambridge Union等の講演会にももっと出たい。

ビジネススクール以外の活動にも積極参加して視野を広げる。
→先学期、これはかなり限定的にしかできなかった。カレッジでの交流と、Language Exchange、それからちょこっとしたクラブへの参加くらいか。今学期は学部生へのMentoring Program、Choirへの参加、あったかくなったら自転車部への参加などどんどん出ていきたい。

③自分の会社に何が足りないか、自社をどう変えられるかなどのアイディアを整理する。
→先学期も特にOrganizational Behaviourのエッセイで自社の人事制度をもとに考えてみたりして、自分的には結構得られるものがあった。やっぱり身近な良く知る問題に当てはめて勉強すると吸収効率もいいし、楽しいので、積極的に考えてみるようにしたい。 

④海外/英語アレルギー、コンプレックスをなくす。
→最後にだいぶ程度の低い目標だけど、もともと古くからの友達には「えっあんたが海外に行くの…!?」とひかれるレベルにドメスティックな人間だった。先学期を通じてだいぶ薄らいだと思う一方、ほとんどのMBA生はこれまでに既に何か国かで生活したことがあって、国籍ベースで物を語る無意味さにも気付き、なんか一面ではむしろコンプレックスが深まった気もする。今学期はもう少し人間関係の深堀をしたい。