ケンブリッジ雑記帳2017-18

Cambridge Judge Business School (MBA) Class 2017-18に通う純ドメ日本人の備忘録。

Michaelmas (1学期)授業終了

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初雪が降った。

 

木曜日ではやくもMichaelmas Term(1学期)の授業が終わってしまった。来週の水曜にはいよいよCVPの発表があり、再来週にはテストが控えているのでまだまだやることは山積みなのだけど、ひとまず授業は終わり。

 

CVPは発表を控えてやることが煮詰まってきて、どこのグループもかなりカオスなことになってきているようだ。うちのグループでは水曜にグループメイトの女の子が「こんなの間に合わないよ」と泣き出す事態に陥った。うちのグループはアメリカ系バックグラウンドが多数な割に日本的な合議主義を取っているのと、皆真面目でやや完ぺき主義気味なので、やたらめったら時間がかかる割に生産性が上がらない。

その後メンター向けのプレ・プレゼンを経て、まあ「なんとかなるかも」という感じになり、目下なんとかかんとか間に合わせようというところ(ちなみにメンターとはこのプロジェクトを第三者の立場からサポートしてくれる人のこと。我々のチームは日本にも住んでいたことがある60超えのベテランエンジニア起業家で、とてもサポーティブで「あたり」のメンターだった)。なお、テスト勉強は全くしていないのでほぼ一夜漬けでなんとかする予定である。

他のチームの話を聞いていると、コンサル出身者が仕切りまくって完全分業した結果チームワークとしては破綻しているとか、これまで溜め込まれていた不満が爆発して激しい議論になったとか、ここにきて色んなことが起きている。どのようにチームで働くか、どういう場面でどうリードし、どうチームのモチベーションを上げるかなど、実践で試行錯誤を繰り返すことができるので、このプロジェクトは本当に有益だとしみじみ感じている。仕事だと失敗したらヤバイ場面もあるけど、学校ならなんぼ失敗してもまあ死にはしない。

 

最近嬉しかったことは、先日Financial Reporting & Analysisの授業内発表でうちのグループが同Stream(クラス)内で一番に選ばれたことと、その後グループメイトに「一緒にビジネススクールコンペティションに参加しないか」と誘ってもらえたこと。

コンペは3月にNYで開かれるのだけど、校内から1チームの代表が選ばれて参加する形になる。現地ではネゴシエーションとかケーススタディとかのゲームに参加して優秀賞を決めるようだ。

「誘ってもらえて嬉しいけどぶっちゃけ読むの遅いから制限時間内にケースやるのとか不安だし、ネゴシエーションとかめっちゃ英語不安なんですけど…」と言ったところ、「大丈夫だよ、俺たちがいるし。今組成しようとしてるチームには金融バックグラウンドがいないし、Analiticalなメンツが欠けてる。この穴を埋めようと思ったら真っ先に顔が浮かんだし、一緒に2カ月働いて働き方が好きだと思ったから、ぜひ参加してもらいたい」と言ってもらえた。

正直、MBA生活で今のところハイライトだと思えるくらい嬉しいことだった。こっちに来てからずっと語学面の不自由さとかで忸怩たる思いを抱えていたので、それを差し引いても価値を認めてもらえるというのは本当に嬉しいし、自信がついた。やっぱり人間、「必要とされている」と感じることが核の欲求の一つなんだなあ。