ケンブリッジ雑記帳2017-18

Cambridge Judge Business School (MBA) Class 2017-18に通う純ドメ日本人の備忘録。

Language Exchange(語学交換)

現在Pre-sessional Courseが開催されているLanguage Centerでは、Language Exchangeというプログラムを提供している。例えば「日本語ができます。英語を話すパートナーが欲しいです」と登録すると、「英語が話せて日本語を勉強したい」パートナーとマッチングをしてくれるというもの。

 

ケンブリッジ内でも色んな人と交流したかったのでこれに登録してみたところ、さっそくマッチングされた。てっきり現役の学生なんかが登録しているもんだと思っていたら、なんとパートナーは60歳を超えた生物学者の方になった。彼は生物多様性が専門で、国際研究機関等のリサーチのコンサルタントをされてきたらしい。彼の奥様は日本人で、ケンブリッジのカレッジのチューターなのだけど、本業から徐々に引退していくにあたってそろそろ奥様の母語である日本語にきちんと向き合いたいというのがExchange参加の理由ということだった。

 

それで、今日は彼の自宅にお招きいただいて、ディナーをごちそうになってきた。他のゲストもいらしていて、一人は彼と同い年くらいの法律家で、モンゴル人の奥さんをお持ちの方。もう一人は南ドイツから来て国際組織で気候変動等を担当しているおそらく私と同い年くらいの女性の方だった。

Brexit、イギリスの禁煙、モンゴル、入管、チェス、等々、学校を離れて色んな話を聞けて非常に面白かった。はやくも総合大学で研究拠点のケンブリッジに来た醍醐味を感じている。生物学者の彼が昔ガラパゴス諸島にいたときに取材を受けて載った、ほぼ35年前の家庭画報なんかも拝見した。バブリーな広告や家庭料理のレシピの中に、ワイルドなガラパゴスの写真が鮮やかで、なんというか時代を感じたりもした。

 

これからも彼とは週1くらいのペースで会って会話の練習をする予定。これからケンブリッジに来る方には、ぜひLanguage Exchangeをお薦めしたい。どんなパートナーにあたるかは運次第だけど、想定以上に幅広いパートナーが現れるはずだ。

 

余談だけど、食後酒としてはじめてミード(蜂蜜酒)を頂いたけどこれがすこぶるおいしかった。度数は日本酒と同じくらい、甘めの日本酒で後味をハチミツにした感じで、しかし甘ったるくはなく、激しく危険な味がする。危険すぎるから今後であってもなるべく手を出さないようにしようと思う。